私は理学療法士をしていました。この仕事で私が楽しいなと感じることは、患者さんや施設利用者さんの体の痛み・歩けないという現象に対してどこの働きが弱いからそうなっているのかを推理して導き出せるところです。
体は筋肉1つ1つにその動きを引き出してくれる神経があり、長年の体の使い方が間違っていたり、ケガによってその筋肉・骨が機能を果たさなくなったりします。そういう体の不調と向き合い、どうすればその人がその人らしい生活を送ることができるのだろうかと考えるのが理学療法士の仕事です。医学的な知識はもちろん、人とのコミュニケーションスキルであったり、順序立てて原因を精査できる論理的な思考も必要になるハードな仕事ですが、できるようになれば患者さん・施設利用者さんにとって必ず心強い存在となれます。
以前、自分が担当させていただいた方で、今まで歩くことができなかった方が、私とリハビリに取り組む中でどんどん明るくなり、歩けるようになってサービス利用を終了した方がいました。その時に、どこの筋肉が弱いからなのかをきちんと考え、それに基づいてプログラムを組み立て、患者さん自身で実行・継続できる段階まで持っていくことができたからこそ、できたことだったと思っています。
理学療法士は直接人を相手にしてする仕事なので、難しいこともあるけれど、その分うまくいったときには喜びの大きい仕事だと思います。